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ARTENSION

1 INTO THE EYE OF THE STORM 1996年。キーボードのビタリ・クープリとギターを中心に結成されているが、目立っているのはキーボードだけで、デビュー当時もキーボードだけが注目の対象となっていた。キーボードに隠れているがボーカルもなかなかすごい、というのが一般的な見方だった。ラジオで最初に紹介されたのはアルバム・タイトル曲と「ソング・オブ・ザ・デザート」。こうした音楽を「クラシカル」と表現することは一種の思考停止で、キーボードが速く弾けば全部「クラシック風」になるのではない。ドリーム・シアターよりもオーソドックスなキーボードの比重が大きいヘビーメタル。
2 PHOENIX RISING 1997年。前作は必ずしもバンドの個性なり売りを最大限に生かした曲ばかりではなかった。今回はその点は解消されている。キーボードが活躍する曲を多く配し、キーボードがバックに回る曲でもメロディーを主軸とした曲になっている。
3 FORCES OF NATURE 1999年。ドラムとベースが交替。サウンド傾向はプログレッシブ・ヘビーメタルに大きく傾き、キーボードは味付け程度に過ぎない。「クラシカル」などと勘違いされたことはつくづく不幸だった。
4 MACHINE 2000年。前作と同路線。最後のピアノ独奏はないが通常の曲の中での使用頻度が高くなっている。コーラスも使うようになった。
5 SACRED PATHWAYS 2001年。ドラムとベースが交替し、デビュー時に戻った。前半は「フェニックス・ライジング」のころに近くなり、ハードでスピーディーな曲が並ぶ。曲調が変化しすぎて分かりにくいよりは、ストレートにロックをやっているほうがよい。後半は落ち着く。
6 NEW DISCOVERY 2002年。クラシック寄り。一作ごとに方向が変わるのはマンネリを防ぐためなのか。パガニーニとバッハの曲を使用しているが、クラシックの世界では一般に曲のクオリティーが低いとされるパガニーニの作品をヘビーメタルのアーティストが好んで使用するのは、イングベイ・マルムスティーンに影響されて審美眼が狂うからか。前作に比べてパワーはダウンした。

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