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DESTINY'S CHILD

1 DESTINY'S CHILD 1998年。アメリカ、ヒューストン出身の女性4人組。ジャケットの左からケリー、ビヨンセ、ラトーヤ、ラタヴィア。フージーズのワイクリフ・ジョン、クリス・クロスを制作したジャーメイン・デュプリがサウンドの制作にかかわっているので、演奏はヒップホップになっている。メンバーのボーカルにラップは含まれないが、共演する男性アーティストはラップになることもある。メンバーは全員が16歳だという。このアルバムを聞いている限りでは、誰かがメーン・ボーカルになっているのか、全員がメーン・ボーカルを取れるのかは分からない。多分、曲ごとにメーン・ボーカルが異なる。ミドルテンポの落ち着いた曲調が多く、若さを前面に出したサウンドではない。「ノー・ノー・ノー・パート2」がヒット。日本盤はボーナストラックに「アメイジング・グレイス」を収録。
2 THE WRITING'S ON THE WALL 1999年。アルバムタイトルの「ライティングズ・オン・ザ・ウォール」は英米のロック、ポップスでよく使われる慣用句で、旧約聖書のダニエル書に由来する。これまでピンク・フロイド、ジョージ・ハリソン、チープ・トリックなどが引用している。イギリスのロックバンド名にも存在する。宗教上の意味は「(エルサレムを支配する)新バビロニアの滅亡の前兆」で、今日の一般的意味は「不幸や破滅の前兆」である。ほとんどの場合「ある対象(多くは「神」)を信じ、祈っていれば不幸や破滅の後に大きな幸福が来る」ことを示唆する。このアルバムに当てはめれば、「ある対象」がデスティニーズ・チャイルドであることは容易に想像できる。前作よりも快活になり、リズム、ビートを前面に出している。若さを強調したと言ってもよい。オープニング曲からサウンドの変化が分かる。ヒップホップ風ソウルというよりはダンス音楽になっている。特に「ビルズ・ビルズ・ビルズ」ではボーカルとバックの演奏が同調し、打楽器的なサウンドだ。男性ゲストはいないのでヒップホップ・ボーカルもない。
3 SURVIVOR 2001年。ラトーヤとラタヴィアが抜け、ミッシェルが加入、3人組になった。前作をさらにダンス寄りにし、キーボードの量を増やした。人数が減ったにもかかわらずコーラスは厚くなっている。「サヴァイヴァー」はイントロのストリングスのようなキーボードが曲に対する期待を大きくする。「ブーティリシャス」はスティービー・ニックスの「エッジ・オブ・セブンティーン」を引用。「アップル・パイ・ア・ラ・モード」や「セクシー・ダディ」は技巧的なボーカル・ハーモニーで、他グループにありがちなボーカルの能力差が感じられない。「ハッピー・デイズ」は明るいメロディーで歌詞もすばらしく、ヒット性に富んだ曲だ。「エモーション」はビー・ジーズのカバー。「ゴスペル・メドレー」はアカペラ。
4 DESTINY FULFILLED 2004年。ヒップホップ路線に戻り、「ソルジャー」はT.I.が参加している。すべての曲で誰がボーカルを取っているかの名前が記されている。ほとんどの曲は3人がそれぞれソロを取る。ビヨンセが歌う割合が多い。
    #1'S 2005年。ベスト盤。
    LIVE IN ATLANTA 2006年。ライブ盤。日本のみ発売。

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