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LUCA TURILLI

1 KING OF THE NORDIC TWILIGHT 1999年。ラプソディのギター、ルカ・トゥリッリのソロ・アルバム。ボーカルはディオニソスのオラフ・ヘイヤー、ベースはヘヴンズ・ゲイトのギター、サシャ・ピート、ドラムはヘヴンズ・ゲイトのベース、ロバート・ヒューネケ。ラプソディに似ているのはしょうがないが、違うところを探せば、第1バイオリンとビオラ奏者がソロをとるところだ。
  THE ANCIENT FOREST OF ELVES 1999年。シングル盤。「ウォリアーズ・プライド」のバージョン違い収録。
2 PROPHET OF THE LAST ECLIPSE 2002年。現代的なサウンド処理と古典的な楽器や合唱をうまく配合した名盤。ボーカルはボーカルだけに徹して、コーラスは合唱団に任せている。「アイニグマ」はエニグマ、「ゼフィアー」はゼファーのことと思われる。未来版の宇宙観を描き、ジャケットもそれに沿って作られたと推測できる。ほとんどの曲が4分から5分というのも重厚すぎず軽すぎず、疲れない。
  DEMONHEART 2002年。デビュー盤と最新盤からのバージョン違い2曲、未発表曲1曲、ハロウィンの「アイム・アライヴ」のカバー収録。
3 THE INFINITE WONDERS OF CREATION 2006年。男声ボーカル、女声ボーカルを含む5人編成。ルカ・トゥリッリはギター兼キーボード。男声ボーカルはディオニソスのオラフ・ヘイヤー、女声ボーカルは黒人ゴスペル・ジャズ歌手。ルカ・トゥリッリやラプソディのミドルテンポの曲に近いサウンド。キーボードとオーケストラを使うところが増え、これまでのアルバムよりもロックらしさが少ない。万物の生命の源である地球を主題としているため、現代的に機械処理されたサウンドが出てくる余地がない。ドラマチックさや神秘性の表現のため、音量や音の数を小さくした部分がよく出てくる。
  VIRUS/LUCA TURILLI'S DREAMQUEST 2006年。シングル盤。メンバーの表記はないが、ボーカルは女声。「プロフェット・オブ・ザ・ラスト・エクリプス」のようにコンピューターを駆使したサウンドが目立つ。
  LOST HORIZONS/LUCA TURILLI'S DREAMQUEST 2006年。3人編成。ルカ・トゥリッリはキーボード、他の2人はボーカルとギター。ベースとドラムはヘヴンズ・ゲイトの2人が演奏。キーボード中心のロックで、ギターは補助的な楽器になっている。ルカ・トゥリッリのサウンド面での特徴は、ヘビーメタルにオーケストラによる映画音楽を乗せることである。クラシックではなく映画音楽というのがポイントで、サウンドの大部分を管弦楽に頼る必然性はない。ルカ・トゥリッリが影響を受けたと思われるジョン・ウィリアムスは、オーケストラを率いながら、ドラムやキーボードも取り入れている。したがって、ルカ・トゥリッリが目指すサウンドは「プロフェット・オブ・ザ・ラスト・エクリプス」以降、一貫しており、広い意味ではラプソディもその範囲内に収まっている。しかし、ドラマチックさを強調するための技巧はまだ改善の余地がある。最初から最後まで重厚にする必要はないのではないか。「キョウトズ・ロマンス」は日本の京都のことだと思われる。

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