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MR.BIG

1 MR.BIG 1989年。ボーカルはエリック・マーティン、ギターはレーサーXのポール・ギルバート、ベースはデイヴィッド・リー・ロスのビリー・シーン、ドラムは元インペリテリ。ビリー・シーンのベースが目立っている。ギターとベースの激しい応酬は聞く前から期待されていたが、曲の質の高さを聞かせる内容だったので、ポール・ギルバートのギターはそれほど前面に出てこない。それでもデビュー時にラジオでよくかかったのは「アディクテッド・トゥ・ザット・ラッシュ」だった。「30デイズ・イン・ザ・ホール」はハンブル・パイのカバー。「エニシング・フォー・ユー」収録。全米46位。
    LIVE! LAW LIKE SUSHI 1990年。6曲入りライブ。
2 LEAN INTO IT 1991年。バンド・サウンドをさらに強調したアルバム。日本ではボン・ジョビに代わってハードロック・バンドの頂点に立った。エリック・マーティンのボーカルの圧倒的実力によるところが大きい。「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」はエクストリームの「モア・ザン・ワーズ」とともに、90年代前半を代表するアコースティック曲。全米15位。「ジャスト・テイク・マイ・ハート」は16位。「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」は1位。
    GREEN-TINTED SIXTY MIND 1991年。邦題「60’s マインド」。シングル。
    JUST TAKE MY HEART 1992年。シングル。
    RAW LIKE SUSHI 2 1992年。7曲入りライブ。「シャイ・ボーイ」はタラスの、「ウーマン・フロム・トーキョー」はディープ・パープルの、「ババ・オライリー」はザ・フーのカバー。
    LIVE - MR.BIG 1992年。本格的ライブ盤。アメリカでは発売されなかった。
3 BUMP AHEAD 1993年。アルバムを出すたびに勢いのある曲の代表が入れ替わる。日本で要望される音とアメリカ人が求める音の乖離が大きくなってきた。エリック・マーティンは言ってみればストーリーズのイアン・ロイドのような存在で、アメリカ人がこのバンドに魅力を感じるのはボーカルだけかもしれない。「ミスター・ビッグ」はフリーのカバー。「ワイルド・ワールド」はキャット・スティーブンスのカバー。MR.BIGがカバーする5年前にマキシ・プリーストがカバーしており、全英チャート1位になっている。全米82位。「ワイルド・ワールド」は27位、「エイント・シーン・ラヴ・ライク・ザット」は83位。
    JAPANDEMONIUM 1994年。ライブ盤。新曲2曲を含む。
4 HEY MAN 1996年。技術志向の強い日本向けサウンドから、ボーカルとアコースティック曲を重視したアメリカ向けサウンドに転換したアルバム。したがってオープニング曲は従来のハードでスピーディな曲ではない。
    TAKE COVER 1996年。シングル。よみうりテレビのニュース番組のオープニング曲に使われ、毎夕流れていた。ジャケットはポール・ギルバートのイラスト。
    GOIN’ WHERE THE WIND BLOWS 1996年。邦題「風にまかせて」。シングル。
    BIG,BIGGER,BIGGEST! THE BEST OF MR.BIG 1996年。ベスト盤。「アイ・ラブ・ユー・ジャパン」収録。
    STAY TOGETHER 1996年。シングル。
    NOT ONE NIGHT 1997年。シングル。
    AT THE HARD ROCK LIVE 1997年。ライブ盤。日本で発売される予定ではなかった。
    LIVE AT BUDOKAN 1997年。ライブ盤。「サフラゲット・シティ」はデヴィッド・ボウイのカバー。
    BEST OF MR.BIG 1997年。ベスト盤。内容は「ビッグ、ビガー、ビゲスト!ザ・ベスト・オブ MR.BIG」とまったく同じ。
    BEST 1998年。ベスト盤。内容は「ビッグ、ビガー、ビゲスト!ザ・ベスト・オブ MR.BIG」とまったく同じ。
5 GET OVER IT 1999年。ギターがリッチー・コッツェンに替わった。受ける印象は地味だが、これがアメリカで受け入れられるサウンドと理解できる。ノリを意識した曲は少ない。
    SUPERFANTASTIC 1999年。シングル。
    STATIC 1999年。シングル。
  WHERE ARE THEY NOW 2000年。シングル。ライブ3曲収録。
    DEEP CUTS THE BEST OF BALLADS 2000年。バラードのベスト盤。
    BEST PACK MR.BIG 2000年。ベスト盤。内容は「ビッグ、ビガー、ビゲスト!ザ・ベスト・オブ MR.BIG」とまったく同じ。
6 ACTUAL SIZE 2001年。前作よりも明るめのサウンド。リッチー・コッツェンもロックを意識したハードな演奏をしている。作曲者としてナイト・レンジャーのジャック・ブレイズ、ガンズ・アンド・ローゼズのマット・ソーラム、クワイエット・ライオットのチャック・ライト等が参加。作曲チームは事実上固定されており、メンバーの個人志向が強まっている。ブックレットは最高傑作。
    SHINE 2001年。シングル。
    ARROW 2002年。シングル。
    MR.BIG IN JAPAN 2002年。最後のライブ盤。
    MR.BIG BOX 2002年。ボックスセット。
    MR. BIG GREATEST HITS 2004年。ベスト盤。アルバム未収録曲1曲。
7 WHAT IF... 2010年。再結成。オープニング曲はメロディー主体のハードロック。2曲目は「アディクテッド・トゥ・ザット・ラッシュ」「コロラド・ブルドッグ」の路線。ハードな曲は3曲。デビュー当初の最も人気があったころに戻り、再結成後のアルバムとしては予想通りのサウンドとなっている。無理に新しさを出そうとしなかったことは賢明だ。

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