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NINE INCH NAILS

1 PRETTY HATE MACHINE 1989年。ナイン・インチ・ネイルズはトレント・レズナーのアーティストとしての名前で、グループでもバンドでもない。テクノがハードになったようなサウンドで、ロックとは言えるがヘビーメタルと言うには無理があるように感じられる。デビュー当時にもヘビーメタルだという認識はされなかったようだ。ギターもキーボードも聞けるが、多くの音が人工的な響きで、その上に明るくはないメロディーのボーカルが乗る。「ヘッド・ライク・ア・ホール」「シン」収録。全米75位、200万枚。
  BROKEN 1992年。8曲入りEP。大きくロックに傾き、サウンドもヘビーメタル並みにギターがハードだ。ミニストリーよりも音に歪みやノイズを多くかけ、機械による無表情さ、人間味のなさを強くしている。この作品以降がいわゆるインダストリアル・メタル。「ウィッシュ」収録。「ウィッシュ」はグラミー賞受賞。全米7位。
  FIXED 1993年。「ブロークン」のリミックス盤。1曲が長くなり、平均7分弱。
2 THE DOWNWARD SPIRAL 1994年。音響効果やノイズの量を増やし、ロックのハードさよりも陰鬱で殺伐とした雰囲気を重視したかのような作風。全米2位、400万枚。「マーチ・オブ・ザ・ピッグス」は59位。
  FURTHER DOWN THE SPIRAL 1995年。「ザ・ダウンワード・スパイラル」のリミックス盤。全米23位。
3 THE FRAGILE 1999年。「ザ・ダウンワード・スパイラル」よりもロックらしく、バンド・サウンドにも近い。2枚組で23曲あるが、1曲が平均4分半なので長い曲による疲労はない。全米1位、200万枚。
  THE DAY THE WORLD WENT AWAY 1999年。シングル盤。全米17位。
  THINGS FALLING APART 2000年。「ザ・フラジャイル」のリミックス盤。全米67位。
    AND ALL THAT COULD HAVE BEEN 2002年。ライブ盤。
4 WITH TEETH 2005年。前作よりさらにロックらしくなり、ドラムは通常のロック・バンドのようにリズムをとる。途中でリズムを停止して唐突に電子音を入れたり、曲全体がテクノになったりするようなことはなく、ドラムのハードな演奏が残されたまま曲が進む。したがって、ロックとして聞きやすく、流行が終わったオルタナティブ・ロックとラウド・ロックをいまもやっているところに安心感がある。様々な音響効果をキーボードの一種として聞くことができるバンド・サウンド。フー・ファイターズのデイブ・グロールがドラムで参加。
5 YEAR ZERO 2007年。邦題「イヤー・ゼロ〜零原点…」。リズム楽器を歪みの大きいコンピューター音、濁りの多いビート音で代用した

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