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ORCHID |
1994年。ボーカル兼ギターを含む4人編成。スウェーデン出身。イン・フレイムスやダーク・トランキュリティと同じ時期にデビューしている。メロディック・デス・メタルで最初に注目されたのはイン・フレイムスの「ルナー・ストレイン」で1994年。その次がダーク・トランキュリティの「ザ・ギャラリー」で95年。アーク・エネミーのデビューは96年。オープニング曲は14分で、収録されている7曲のうち4曲が10分以上。「シルエット」はピアノだけでの演奏で、ピアノを弾いているのはドラム。バックの演奏はヘビーメタルで、途中でアコースティック・ギターを入れながらドラマチックさを増幅させている。ボーカルはデス声が中心だが、「ザ・トワイライト・イズ・マイ・ローブ」では通常のボーカルも出てくる。発表当時は相当話題になったアルバムだった。 |
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MORNINGRISE |
1996年。前作よりさらに曲が長くなり、5曲すべてが10分以上。最長は20分。前作には1分や3分の短い曲があったが、今回はない。キーボードも使われない。曲の構成にかかわるミドルテンポの部分をアコースティック・ギターで演奏する。通常のボーカルで歌われるところが増え、「ネクター」以外の4曲はいずれもデス声と通常ボーカルが両方入っている。 |
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MY ARMS,YOUR HEARSE |
1998年。ベースが抜け、ドラムが交替。ベースはボーカル兼ギターが演奏している。プロローグとエピローグが単独の曲としてあり、その間に7曲がある。いずれも9分以下で、一般のヘビーメタル・ファンになじみやすくなった。プロローグとエピローグをつけることでアルバム全体をひとつの曲と解釈することもできるが、そういう意味では大作志向と一般性の獲得を折衷したかたちとも言える。通常のボーカルのほかに、コーラスが入る曲もあり、メロディック・デス・メタルの一般化がサウンドの作り方に影響を与えている。「サークル・オブ・ザ・タイラント」はセルティック・フロストのカバー。 |
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STILL LIFE |
1999年。メロディック・デス・メタルだと言える部分の方が少なくなり、一般的な歌い方をするボーカルが多い。どこをどう聞いてもメロディック・デス・メタルと言えるところも残っている。サウンド上の進歩は、コーラスに2声が初めて出てきたことだ。ゴシック・ロックの影響がある。曲の構成は普通に戻った。10分前後が7曲のうち5曲。 |
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BLACKWATER PARK |
2001年。前作の路線。ややメロディック・デス・メタルの路線が戻っているが、ピアノも使われており、これまでのサウンドを凝縮したようなサウンドだ。アルバムタイトル曲は最も長い12分で、ボーカルの全部分がデス声で歌われる。長い曲としては本格的なメロディック・デス・メタル。このアルバムから日本盤が出るようになった。ポーキュパイン・トゥリーのスティーブン・ウィルソンがボーカル、ギター、ピアノで参加。 |
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DELIVERANCE |
2002年。「モーニングライズ」以来の大作志向。インスト曲の「フォー・アブセント・フレンズ」が2分台、それ以外の5曲はすべて10分以上。サウンドも「モーニングライズ」以来のメロディック・デス・メタル路線になっている。日本盤発売は2003年。 |
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DAMNATION |
2003年。「デリヴァランス」と同時期に録音されたという曲を収録したアルバム。キーボードを大きく取り入れ、ゴシック・ロック、プログレッシブ・ロックのようなサウンドが中心になっている。キーボードはメロトロン中心。曲も短く、平均で5、6分。メロディック・デス・メタルの要素はまったく出てこない。オーペスとは違うアーティストだと言われても違和感はない。 |
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GHOST REVERIES |
2005年。キーボードが加入し5人編成。キーボードが活躍する曲がほとんどで、メーン・メロディーをキーボードが演奏する曲もある。メロトロンとオルガン、ピアノが中心。メロディック・デス・メタルの部分が消えたわけではない。ポーキュパイン・トゥリーのスティーブン・ウィルソンは参加していない。 |
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WATERSHED |
2008年。アコースティック・ギター、キーボード、メロトロンを上手に駆使し、陰影を帯びた抒情的なボーカルが乗る。アコースティックギターによるゴシック風の、薄暗いオープニング曲があり、2曲目以降は6分から9分の曲が続く。最長で11分。デス声を使わなくても質の高い曲を作ることは可能だ。ゴシック・ロック、メロディアスなヘビーメタルいずれでも評価はいいだろう。聞き手、ファンが男性に偏るかもしれない。 |
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HERITAGE |
2011年。1970年代のイギリスのハードロック、プログレッシブ・ロックを思わせる古風なサウンド。キーボードはオルガン、ピアノ、メロトロン中心。ボーカルは終始ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンのような歌い方で、「ファミン」ではフルートも使われる。ギターは不協和音ではなく、ドラムも音は大きくない。2010年代に入って、1970年代のサウンドを再現する意味はいくらでも議論できよう。ただ、新しさが容易に見つけられないため、懐古趣味と取られてもしょうがない。 |