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GLENMORE/RAWHEAD REXX

  MASTERIALIZED/GLENMORE 1994年。デビュー盤。時期が違えばバンドの活動ももっと違う展開になったかもしれない。帯叩きはなく、解説もメンバーが行っている。レコード会社のプロモーションが得られなかったように感じる。サウンドは帯の裏に書いてあるような「メロディック・スピード・メタル」ではない。ヘビー・メタルとハード・ロックの中間であるが、レコード会社はオーソドックスなサウンドであることに価値を見いだすということをしなかったようだ。
  FOR THE SAKE OF TRUTH/GLENMORE 1994年。ドラムは不在で、ヨルグ・マイケルがゲスト参加している。キーボードはヘブンズ・ゲイトのサシャ・ピート。前作よりもヘビーメタルに寄り、ヨーロッパ型ヘビーメタルではないヘビーメタルをやっている。大仰さや疾走感は感じさせず、英米型のヘビーメタル。ボーカルは力がある。残念ながらジャーマン・メタルのブームに埋もれてしまった。
  RAWHEAD REXX/RAWHEAD REXX 2001年。グレンモアのメンバーを中心に結成されたバンドで、4人のうち3人は元グレンモア。ボーカルがギターを兼任し、ギターは2本。新人バンドではないので、デビュー盤でも曲は高品質。純粋なヘビーメタルをやっており、ドイツよりもアメリカやイギリスに類似例を見つけやすい。ボーカルの声はよく伸び、曲はハードだがクラシック風でもなく、ドラマ性を帯びた壮大な展開があるわけでもない。「キーボードは使っていない」という旨の表記があるが、そんなことはわざわざ書かなくてよい。
  DIARY IN BLACK/RAWHEAD REXX 2003年。前作よりもさらにメロディアスになり、このアルバムから日本盤が出るようになったのも理解できる。この路線で行けば、長期的には多くのファンがつくと思われる。ボーカルに変わった特徴がなく、滑らかに声が出るのでアメリカでの成功も夢ではない。

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