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TRILLION

1 TRILLION/TRILLION 1978年。邦題「氷牙」。キーボードを含む5人編成。ボーカルはデニス・フレデリクセン。ハードロックを基本とし、シンセサイザーを中心とするキーボードとキーの高いコーラス、ハイ・トーン・ボーカルを合わせた。メロディーはポップで、ボーカルもストーリーズのイアン・ロイドやフォリナーのルー・グラムのようなニュアンスがある。ニュアンスがあるだけで本格的なソウル風のボーカルではないため、声の高さもあってジャーニーのスティーブ・ペリーのような敷居の低さがある。「ホールド・アウト」から「ビッグ・ボーイ」へのメドレーはすばらしく、そのあと「ギブ・ミー・ユア・マネー、ハニー」のポップな曲へ移るA面はアメリカン・プログレッシブ・ハードロックの傑作。日本盤は1979年発売。
2 CLEAR APPROACH/TRILLION 1980年。ボーカルが交替。ボーカルの声が低くなり、キーボードも一般的な音に変わった。シンセサイザーが担っていたプログレッシブ・ロックの雰囲気が薄くなり、パーカッションやピアノが少ないアダルト・オリエンテッド・ロックになっている。コーラスは残っている。演奏の質は前作と変わらず高いが、個性が薄くなりすぎた。
  AMBITION/AMBITION 2006年。トリリオンの「クリアー・アプローチ」でボーカルをとっていたトム・グリフィンのアルバム。楽器の演奏者は固定されていない。キーボードとギターを中心とするハードロック。アダルト・オリエンテッド・ロックにはならず、北欧の若いハードロック・バンドと同じ質を保つ。「シェイピング・フェイト・アンド・デスティニー」「メイク・イット・オールライト」はいい曲。

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