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ENTER |
1997年。ギター2人、キーボード奏者を含む6人編成。ボーカルは女性。オランダ出身。女性ボーカルを擁するゴシックロックの代表的なバンドとされている。ギターの1人がデス声でボーカルを取るが、ほとんどの部分は女性のシャロン・デン・アデルが歌っている。キーボードはピアノとストリングス系中心で、曲のバックでずっと演奏されている。全曲がミドルテンポで、通常のロックのようなハードな部分はない。シャロン・デン・アデルの透明感のあるボーカル、特に高音で伸びる声が曲の美しさを大きくしている。似ているとすればルネッサンスのアニー・ハズラムか。日本ではヘビーメタル系のレコード会社から発売され、これが(日本で)大きな人気を得られない原因の一つになっている。8曲で45分。 |
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THE DANCE |
1998年。EP盤。5曲収録。3曲はアルバム未収録曲で、2曲は「エンター」収録曲のリミックス。タイトル曲の歌い始めはケイト・ブッシュのような歌い方だ。「ジ・アザーハーフ(オブ・ミー)」はバックの演奏がヘビーメタルだが、ボーカルの印象が強いのであまり気にならない。最後の曲は「キャンドルズ」と「パールズ・オヴ・ライト」をメドレーにして1曲にしている。リミックスの2曲はエレクトロニクス風サウンドが若干含まれている。 |
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MOTHER EARTH |
2001年。オープニング曲からオーケストラを取り入れ、ピアノが減った。デス声はなく、シャロン・デン・アデルがすべてのボーカルを担当している。コーラスのゲスト・ミュージシャンが4人おり、オープニング曲では男声コーラスがメーン・ボーカルをとる部分がある。アルバム全編にオーケストラ風のサウンドが使われるので、管楽器も必要に応じて使われる。「ケイジド」は「イン・パーフェクト・ハーモニー」はシンディー・ローパーの「タイム・アフター・タイム」の雰囲気で、曲のほとんどはオーケストラ系キーボードで演奏される。 |
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THE SILENT FORCE |
2004年。前作のサウンドを引き継いでいる。バンドの下地にヘビーメタルがあることをほとんど感じないサウンドになった。2003年にアメリカでエヴァネッセンスの「フォールン」が大ヒットしたことにより、ゴシック・ロックがアメリカで認知された。それを受けてのサウンドということになるが、前作とそれほど変わらないサウンドだ。アルバムのイントロと「メモリーズ」以外の9曲が4分台で、「メモリーズ」も4分弱。デビュー時の曲の長さに比べると、ヒット性に富んでいる。 |
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THE HEART OF EVERYTHING |
2007年。高音の透明感を強調する歌い方はもちろん残っているが、それ以外の部分でいろいろな歌い方を試している。シャロン・デン・アデルとそのバック・バンドと認識しても間違っているとは言えない。サウンドは大きく変わっていない。「ホワット・ハヴ・ユー・ダン」はライフ・オブ・アゴニーのボーカル、キース・カピュートと共演している。雰囲気がエヴァネッセンスの「ブリング・ミー・トゥ・ライフ」に似ている。「アワ・サレム・アワー」は第二次大戦中のイギリス首相、チャーチルの演説が入っている。 |
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BLACK SYMPHONY |
2008年。2枚組ライブ盤。オーケストラ、合唱隊と共演している。オープニング曲は7分半もある序曲で、ウィズイン・テンプテーションの演奏ではない。「フォーギヴン」から「メモリーズ」まではシャロン・デン・アデルのボーカルソロとしても聞ける。スタジオ録音盤でもオーケストラを取り入れているため、サウンドはおおむね想定できる範囲にある。ロックバンドとオーケストラの共演は、1970年代からずっと「ロックとクラシックの融合」という枠組みで考えられ、「融合」のあり方によって評価が決められてきた。クラシックに対するロック側のコンプレックスのあらわれとも言えるが、そうした考え方とは縁の薄いところでライブが行われたような印象だ。 |
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THE UNFORGIVING |
2011年。女性ボーカル、物語性の強い歌詞、ドラマチックなサウンドが、ヨーロッパのヘビーメタルの流行と一致し、高いレベルで鼎立している。ボーカルのシャロン・デン・アデルはただ1人全曲の作詞作曲に関わっている。女性ボーカルを擁するヘビーメタルバンドの中では能力が突出しているのではないか。コンセプト・アルバムであることがそれほど重要ではないほどサウンドが充実している。 |