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THE CHEMICAL BROTHERS

1 EXIT PLANET DUST 1995年。邦題「さらばダスト惑星」。DJ2人のグループ。イギリス・マンチェスター出身。オープニング曲の「リーヴ・ホーム」はベースの音が歪み、かなりロックに近いサウンド。同様に「ソング・トゥ・ザ・サイレン」もドラムに似せたロック風のビートが続く。テクノとロックを近づけたグループだとよく言われるが、イメージに合ったサウンドを持っている。ボーカルらしいボーカルがあるのは11曲のうち2曲。
  LEAVE HOME 1995年。「リーヴ・ホーム」と「ライフ・イズ・スウィート」がそれぞれアルバム・バージョンとリミックス2曲ずつで6曲。ほかにアルバム未収録曲1曲で計7曲収録。「リーヴ・ホーム」はアンダーワールド、「ライフ・イズ・スウィート」はダフト・パンクがリミックスをしている。組み合わせとしてはとても豪華だ。日本盤の帯は面白い。
  SETTING SUN 1996年。シングル盤。ボーカルはオアシスのノエル・ギャラガー。
2 DIG YOUR OWN HOLE 1997年。前作よりざらついたサウンドになり、ベースがよく効いた音になった。いわゆるインダストリアル・ロックや電子音の多いミクスチャー・ロックに接近している。「ブロック・ロッキン・ビーツ」「ディグ・ユア・オウン・ホール」「セッティング・サン」「ロスト・イン・ザ・K・ホール」「ザ・プライベート・サイケデリック・リール」はその傾向が強い。ロックのファンを多く取り込み、大ヒットした。「ゲット・アップ・オン・イット・ライク・ディス」はいいアクセントになっている。代表作。「セッティング・サン」はオアシスのノエル・ギャラガーと共作。
  BLOCK ROCKIN' BEATS 1997年。シングル盤。ドラムが生で演奏されているようなロック・サウンド。「プレスクリプション・ビーツ」「モーニング・レモン」はアルバム未収録曲。
  ELEKTROBANK 1997年。シングル盤。「ノット・アナザー・ドラッグストア」はアルバム未収録曲。
3 SURRENDER 1999年。エレクトロニクスの割合が増えたが、アルバムの中盤にいい曲が並んでいる。「レット・フォーエヴァー・ビー」はオアシスのノエル・ギャラガーと共作、「ガット・グリント」は70年代のディスコを思い出させる懐古的なサウンド。「HEY BOY HEY GIRL」は分かりやすいフレーズのボーカルで大ヒットした。ニュー・オーダーのバーナード・サムナー、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーが参加。
  HEY BOY HEY GIRL 1999年。シングル盤。ケミカル・ブラザーズの代表曲で、同じ歌詞の繰り返しで意味も分かりやすいので大ヒットした。
  LET FOREVER BE 1999年。シングル盤。アルバム未収録曲2曲収録。
  OUT OF CONTROL 1999年。シングル盤。5曲のうち4曲は「アウト・オブ・コントロール」。
  MUSIC:RESPONSE 2000年。シングル盤。70年代の人が描く近未来のサウンド。電子音で作っているが、やや古風なイメージがある。ライブ2曲収録。
  IT BEGAN IN AFRICA 2001年。シングル盤。
4 COME WITH US 2002年。再びロック寄りになった。オープニング曲は未来を感じさせるサウンドで、強いビートを刻む。「イット・ビガン・イン・アフリカ」は民族音楽風のパーカッションを強調し、西洋人が抱くアフリカの単純なイメージをそのまま曲にしたようなサウンド。「ザ・テスト」はザ・ヴァーヴのリチャード・アシュクロフトがボーカルをとる。
  THE TEST/COME WITH US 2002年。シングル盤。タイトルの2曲はともにエディット・バージョンで、大したアレンジは行われていない。3曲目の「カム・ウィズ・アス」はファットボーイ・スリムがリミックス。
  COME WITH US 2002年。日本限定のEP。「スター・ギター」はリミックス。「H.I.A.」はアルバム未収録曲。「テンプテーション/スター・ギター」はメドレーで、テンプテーションはニュー・オーダーのカバー。
  STAR GUITAR 2002年。シングル盤。バージョン違いが4曲とアルバム未収録曲1曲を収録。
    SINGLES 93-03 2003年。シングル集。新曲2曲を含む。
  THE GOLDEN PATH 2003年。シングル盤。ザ・フレーミング・リップスが参加。ザ・フレーミング・リップスのボーカル兼ギターのウェイン・コインとドラムのスティーブ・ドローズがボーカルをとっている。
5 PUSH THE BUTTON 2005年。曲を切り裂くように入るシンセサイザーや強力な打突音がロックのビート感を高める。低音から高音へジェットコースター風に上がるキーボードが、気分を強く高揚させる。これまでのよかった部分を強調したかのようなサウンド。
  GALVANIZE 2005年。シングル盤。「ガルヴァナイズ」は3曲ともアルバムと異なるバージョン。「ライズ・アップ」はアルバム未収録曲。
6 WE ARE THE NIGHT 2007年。前作よりは落ち着いたサウンド。「ドゥ・イット・アゲイン」は中華風。「オール・ライツ・リヴァースト」はクラクソンズが参加。マドンナの「ハング・アップ」を思わせるフレーズが出てくる。
  BROTHERHOOD-THE BEST OF THE CHEMICAL BROTHERS 2008年。ベスト盤。「キープ・マイ・コンポージャー」「ミッドナイト・マッドネス」は新曲。
7 FURTHER 2010年。邦題「時空の彼方へ」。オープニング曲はで、2曲目は12分あるサイケデリックなダンス曲。飛行機の離陸のような音が何度も出てきて高揚感を増幅する。「ディゾルヴ」はロック色の強いサウンド。「ホース・パワー」はこれまでにもヒット曲を生んだノリやすいダンス曲。どの曲もリズム・マシーン、シンセサイザーにノイズがかかり、90年代以降のざらつきのあるサウンドと連動している。
  HANNA 2011年。映画のサウンドトラック盤。映画のために作られた曲なので、踊りやすい曲は少ない。「エスケイプ・ウェーヴフォールド」「コンテナ・パーク」など、20曲のうち5曲程度はライブでも使える。ダフト・パンクの「トロン」と同じく、ケミカル・ブラザーズのサウンドを求めて聞くようなアルバムではない。

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