ANA JOHNSSON

  • スウェーデン出身のポップス歌手。風貌、サウンドともアメリカ志向が感じられる。

1
THE WAY I AM

2004年。アナ・ジョンソンはスウェーデンの女性ロック歌手。日本盤ジャケットのイメージではアヴリル・ラヴィーンに近いが、海外盤は異なるジャケット。サウンドはギターを中心とするロック。「ドント・クライ・フォー・ペイン」はエヴァネッセンスからゴシック・ロックの雰囲気を抜いたようなサウンド。アルバムタイトル曲はアメリカの女性ロック歌手そのものだ。アルバムタイトル曲も「アイム・ステューピッド」もプログラミングされたリズムを使うが、全体的にはメロディアスなロックだ。男性のロックバンドが演奏すれば典型的なヘビー・ロックと呼ばれる音。「L.A.」はロサンゼルスに対する憧れを歌っており、アメリカン・ロックを標榜している姿勢がうかがえる。

2
LITTLE ANGEL

2007年。90年代中期のアメリカのロックに似たサウンド。オルタナティブ・ロック。明るめの曲調は少ない。アメリカ指向であることには変わりないが、世代によって好意的か否定的かは分かれるだろう。グランジ・ロックやオルタナティブ・ロックを、世代の代弁者として共感を持って見ていた人は高い評価になるだろう。アナ・ジョンソンもそうした世代なので、デビュー盤よりもこのアルバムの方が本来の姿に近い。