MOTION CITY SOUNDTRACK

  • アメリカのメロディアスなロックバンド。ボーカル兼ギター、ギター、ベース、ドラム、キーボードの5人編成。
  • キーボードのムーグを生かしたポップなロックを演奏する。
  • 3枚目の「イヴン・イフ・イット・キルズ・ミー」のみメジャー・レーベルから発表、それ以外はインディ・レーベルのエピタフから出ている。

1
I AM THE MOVIE

2003年。ボーカル兼ギター、ギター兼ボーカル、ベース、ドラム、キーボードの5人編成。アメリカ出身。メロディック・パンク、エモ、スクリーモ中心のエピタフ・レーベルから出ている。最大の特徴はキーボードがムーグ一辺倒であること。メンバー表記もキーボードではなくムーグとなっている。ピアノも使用されるが、それはムーグ奏者ではなくボーカルとベースが担当しているので、キーボード奏者は完全にムーグ専任となっている。オープニング曲のイントロはホークウィンドのシルバー・マシーンのようだ。「ザ・フューチャー・フリークス・ミー・アウト」。「インドア・リヴィング」「マイ・フェイヴァリット・アクシデント」「ドント・コール・イット・ア・カムバック」「キャピタル・H」などはムーグが活躍。「モダン・ケミストリー」はコーラスも一流であることを示す。

2
COMMIT THIS TO MEMORY

2005年。前作よりもメロディーが覚えやすくなった。コーラスに厚みが出て、ライブで歌えそうな曲が多い。「エヴリシング・イズ・オーライト」「リゾリューション」はいい曲。ムーグはやや減ったが要所で出てくる。

 
BROKEN HEART

2007年。シングル盤。アルバム未収録曲1曲とライブ2曲を収録。ライブは観客との掛け合いが入り、歌詞の一部を客に歌わせる。

3
EVEN IF IT KILLS ME

2007年。オープニング曲は勢いのある曲で、2曲目はとても覚えやすい曲。「ホウェア・アイ・ビロング」などはヒット性に富んでいる。「ポイント・オブ・エクスティンクション」もライブでは盛り上がるだろう。3枚目と言えども、初めて聞く人がまだ多いと思われるが、サウンドにそろそろ何らかの変化が欲しいところだ。

 
EVEN IF IT KILLS ME ACOUSTIC EP

2009年。5曲入りEP。アコースティック演奏。「イット・ハド・トゥ・ビー・ユー」などはドラムが入るのでロックのハードさがある。「ポイント・オブ・エクスティンクション」はエレキ・ギターも一部使われているようだ。

4
MY DINOSAUR LIFE

2010年。ギターをメーンに据えたロック。曲調は前向き。どの曲もメロディアスで覚えやすい。キーボードが活躍する曲は少なくなり、「パルプ・フィクション」「@!#?@!」くらいだ。12曲で40分。

5
GO

2012年。キーボードにムーグを使い、「イヴン・イフ・イット・キルズ・ミー」の頃に戻った。ストリングスも使われ、ギターが中心となって主導する曲ばかりではない。インディ・レーベルのエピタフから出ているので、サウンド上の自由度は高かったかもしれない。「ザ・コーマ・キッド」「フローティング・ダウン・ザ・リヴァー」はポップでムーグが効いている。11曲で38分。